繰り上げ返済の注意点
「住宅ローン減税」の恩恵を受けている人は、残り期間に注意を!
住宅ローン減税を受けている人は多いでしょう。
これは、住宅取得を促すための措置でもあり、年末のローン残高の一定率がその年に納めた所得税を限度に還付されるという、とてもありがたい税額控除のひとつになります。
そもそもこれは、返済期間が10年以上のローンを組む人が受けることのできる特例であり、返済期間が10年をきると、この特例を受ける条件から外れてしまうのです。
繰り上げ返済を期間短縮型でドンドンした結果、「あと9年に縮まった!」と浮かれたのもつかの間、その年からは所得税還付が出来なくなってしまうのです。
ローン期間が30年とか、20年とかなら、それほど心配は必要ないでしょう。
でも、残り12年とかになっている人は要注意です。
また、繰上げ返済のタイミングとしては、年末に行うよりは、年が明けてから行う方がいいでしょう。
理由は、年末時点のローン残高で、この適用の有無が決まるからです。
のこり10年をきるかきらないかが微妙なときは、繰上げ返済を「期間短縮型」ではなく、あえて「返済金額軽減型」にする方法も一案です。
いずれにしても、このような状況になったときは、腰をすえて計算してみましょう。
総返済額と還付される期待額をよく見比べて判断することが大切です。
ちなみに、この10年という期間ですが、すでに返済した期間を加算して計算することを覚えていてください。